コンパイル

このページでは、「コンパイル」とは何か、またその方法について説明します。

コンパイルとは何か

私たちがコンピュータ上で計算を実行したいとき、まずはプログラミング言語と呼ばれる言語を用いてプログラムを記述します。プログラミング言語は日本語、英語といった自然言語とは違い、コンピュータが行う計算内容を記述するための言語です。ちなみに、ロボキットを動かすために使われているプログラミング言語はC++というものです。プログラミング言語の文法はとても厳密に定義されているため、1文字でもミスがあればコンピュータは思い通りに動いてくれません。(書いた通りに動く、とも言えます)

また、私たちが書いたプログラムはコンピュータにそのまま解釈されるわけではなく、一度機械語という別の言語に翻訳されます。この機械語は1000110111011001...といった01の列で表され、これを人間が記述するのは困難です。そのため、プログラミング言語で記述されたものを機械語に翻訳します。この翻訳をコンパイルといいます。

コンパイルによって生成された01の列(これをバイナリと呼ぶことがあります)は最終的に一つのファイルにまとめられます。

このようにしてできたファイルは、その内容をテキストとして認識することができません。このようなファイルをバイナリファイルといいます。それに対して、テキストとして認識することができるファイルをテキストファイルといいます。例えば、プログラムが記述されているファイルはテキストファイルの一種です。

コンパイルを行うには、コンパイラというソフトウェアを使用します。私たちは前ページの環境構築で必要なコンパイラをすでに入手しています。

より詳しい説明はコンパイラは翻訳ソフト - 苦しんで覚えるC言語を参照してください。

コンパイルのやり方

ここで紹介するのはコンパイル方法のあくまで1種です。動かしたいコンピューターの種類、扱っているプログラミング言語の種類などによってコンパイル方法は変わってきます。

まずはsrcフォルダ内にあるmain.cppを開いてみてください。このようなウィンドウ表示になるはずです。

右上、または下のバー(ステータスバーといいます)にあるチェックマークを押すとコンパイルが始まります。SUCCESSと緑色の文字で表示されたらコンパイル成功です。